伊上勝さんの本。
2011年 07月 25日
2011年1月に徳間書店から発行されていた本、
伊上勝氏に関しての研究の序説本、、
同氏が宣弘社社員であったのは有名であるが、
(いがみあってかつ)という意味でつけたペンネームで、
『鳥人戦隊~』の脚本の井上氏の父親であり、(同氏もコメント寄せている)
井上が本名、「いがみ」は「いのうえ」にも通じる事やフリーで東映時代に
『悪魔くん』を筆頭に『仮面ライダー』などを書き上げた事や、他の作家
と交流をあまり持たなかった事、、、スランプ状態もあったこと、お酒に
溺れていったこと、60歳代で亡くなったが、実際活躍したピークは10年あまり
であったことなど書かれている、、、
現在のヒーロー物のスタンダードを作った人物として金城哲夫氏と共に
p55に記載、また最後には岩佐氏の寄稿文に「忘れえぬ天才との一期一会」
として伊上、金城両氏が評価されている、、、対照的であるような二人だが、
エンターティンメント(伊上は紙芝居の影響、金城は沖縄芝居、映画の影響は
あるが)作家として、内容にテーマを変に入れすぎない点は共通しているかも
知れない、、、晩年、不遇だったことも、、、
お勧めの本、、、2300円です、、、
(杉本一夫)
by watanabe-toyonobu
| 2011-07-25 20:18
| 資料