沖縄の生んだ脚本家「金城哲夫」氏の作品とその履歴を研究する会です~杉本一夫(2012年から)


by watanabe-toyonobu

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 以前も、金城さんんが、円谷監督と出会ったのがいつか?という
事で、Mさんにインタビューした記事を書いたが、M氏の隣家で、
金城哲夫さんが、円谷プロに近い場所に引っ越した下宿先が、
「岩本」家なのである。
こういった裏ネタは多々あって、『ウルトラQ』「宇宙からの贈りもの」
に登場する大蔵島は有名である。そんな感じで、金城さんは「言葉遊び」
をよくされていたように思われる。チブル星人もそんな感じである。

思想がかって、当時から書いていたのは長崎出身の脚本家さんで、
ザンバ、カナンの沖縄風の名の両宇宙人が登場するのも彼の作品だ。
彼こそ、ベトナム戦争を意識して、彼の思いの投影を金城さんにもあるかの
ように吹聴している。
犬○貞○氏(『アンバランス』『花燃ゆる日々』に登場)や
白浜氏(『セブン』でも『アンバランス』でもある感染症を疑わせる)
を実名で登場させたのは、なんか悪意があるような気がして、金城さん
と違う。彼が金城さんの「思い」をねじまげたような気がする。
(犬○さんは{名前を勝手に使って」と、
内心あまり面白くなかったようですよ。と、同じ職種で、佐賀へ行った際、
その脚本家と犬○さんが同級生と知りました:見学ついでの取材:渡邊)

それでも、そういう脚本や、ややあちら(左)がかっている
佐々木さんの作品を登用された金城さんはやはり凄い人である。
F氏の調査のお手伝いと、自分の調査兼ねて、
1992年以降の評論に、
「あなたたちの方が、事実をねじまげている」
と、そう言いたい。

また、自作パロディを考えていると、金城さんにもそういう気配が感じられる。
『33年目の同窓会』のプロット作成の際、玉川学園だから、江戸川学園に
したが、江戸川由利子のネーミング、八重山にある姓の友利と真理アンヌ氏
から、友里アンヌを生み出したり、SF作家からウィンダム、ハードボイルド
作家からチャンドラーなど、これは嫌味でなく「遊び」なので(怪獣名
だから、悪意ある人々や宇宙人ではない!!)、そこが、金城さんの偉いところ。
最近になってガダルカナルの話題を私も出すが、昔避けていたのは、父が
そういった立場だったからである。沖縄戦をモロに体験した立場
からすると、『怪奇…』で、その話を書けというのは酷である。
Tプロを離れたのは、おそらく別の理由ではあるだろうが、金城さんは「架け橋」
は書けても、優しさがあるだけに「悲惨」な沖縄は描けれなかったと思う。

  (情報提供:K.森口さん、本日の担当:渡邊豊信)
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by watanabe-toyonobu | 2010-12-18 21:47 | 金城哲夫