沖縄の生んだ脚本家「金城哲夫」氏の作品とその履歴を研究する会です~杉本一夫(2012年から)


by watanabe-toyonobu
 当時の資料から。回顧大作戦シリーズとして、参考として掲載いたしました。
著作権は、©東海テレビ・円谷プロ

スタッフ(敬称略)

制作・円谷プロダクション、東海テレビ
プロデューサー・出原弘之(東海テレビ)、淡豊昭、伊藤久夫
脚本・竹内勇太郎    演出・斎村和彦、平野一夫
音楽・冬木 透  ナレーター・鈴木瑞穂、森山周一郎
撮影・町田敏行  照明・佐山五郎  録音・中戸川次男
美術・池谷仙克  編集・津田善政  音響効果・伊藤克己
協力・パイオニア、美建興業、京都衣装、東京現像所
プロデューサー補・田中常久  制作主任・川口秀雄



キャスト(敬称略)


安西朝子…長内美那子  伊丹英…川地民夫
安西将平…小栗一也   安西知佐子…高樹蓉子
債権者…水木京一、神山 勝ほか
セールスマン…北川博子  村上…金井 大
警官…江幡高志、佐田 淳  飯島…永井玄哉
伊丹の名古屋の女…戸部夕子
精神科医…大山 豊   婦人科医…東大二郎
看護婦…中井ゆう子   巡査…岩城和雄
巡査の妻…松浪志保   知佐子の友人…野々深知
社員…石丸博也、守田比呂也
通りすがりの夫婦…高松可奈子、今井和雄、
その子供…清水圭児  夫婦…山田禅二、椿とみこ
その親戚…小林 恒、近江大介 おばさん…飯田テル子
小泉栄子、田中志幸、山本 武、滝川 潤ほか。

その他のスタッフ(敬称略)
助監督…菊池昭康、中島俊彦  整音…渋谷明憲
記録…堀ヨシ子、八木昌子
衣裳…新栄弥生  美装…武田百合子

1975年1月13日~3月28日・放映 午後1:30~1:45

かいせつ(一部TVガイドより)長内美那子が見せる新生面
美しくこれといって欠点のない女性・朝子。33歳の今まで結婚しないできた。
突然、目の前に現れた若くてハンサムな男性、伊丹。夢心地で朝子は伊丹と結婚する。
ある日、疑惑を感じる。「私のような中年女(当時の原文ママ)が、若くハンサム
な男性に愛されるはずがない。彼には何か目的が!」そして、朝子の家族が次々と不慮の死を遂げ、自分は夫に殺されるのではないか?と考え始める。「朝子にあるのは、適齢期を過ぎてしまった女性独特の微妙な心なんです。これは‘心理ドラマ’じゃないかしら。性格俳優と言われる様に努力したい」と、かっての昼メロの女王・長内氏。「伊丹はプレーボーイだけどスマートでしょう。日本ではプレーボーイは軽蔑されてますが、本当は女性に優しい男。長内さんはテレビドラマの呼吸を知ってらっしゃいますね」と、元暴れん坊役の多かった川地氏。
このドラマは、竹内勇太郎氏が単独にて全話を書き上げ、
のちに自身でノベライズし『疑惑』という題名で上梓している。エンディングが、TVと少し違う。音楽は冬木氏で、のちに土曜ワイド劇場『怪奇!巨大蜘蛛の館』で一部流用されている。主人公二人のデートに屡、雑踏を歩くシーンがあり、一部『ウルトラマンレオ』「悪魔の星くずを集める少女」に流用されているので、DVDでチェックしてみると、川地・長内氏が写っており、『~ティガ』よりも早い共演となっている。(無クレジット)
演出(東海テレビ昼メロは、15分シリーズはフィルムでも監督でなく、こうクレジットされていた)のお一人、平野一夫氏は、『~A』も担当しているが、当時は真船企画に所属されていた。(渡邊)

ものがたり
ハイミスの朝子は、父・将平の金融業の手伝いをしていた。ある日、朝子は妹・知佐子の恋人である伊丹と知り合う。彼は不動産業を営むが、資金繰りに悩んでいた。将平よりも金融の実権は朝子と知った伊丹は、彼女を誘惑しはじめた。ドライブ先で二人は結ばれる。300万の融資を受けたいと切り出す伊丹に、朝子はショックを受ける。また、知佐子と仲良くしている彼に嫉妬も感じる。最初は融資を断るが、彼を忘れられない朝子は、自分の全財産を融資。父と妹の猛反対を押し切り結婚する。一旦持ち直した伊丹興産だが、またしても開発中の松山霊園が失敗し、倒産の危機にあい、更に5000万の融資を妻に頼む。
朝子には金目当ての結婚か?との疑惑が沸き起こり、保証人となった将平が何者かに殺された。伊丹興産は持ち直すが、将平殺しの重要参考人として警察に連行される。証拠不充分で釈放されるが、朝子の心に不信感が残る。刑事は尾行を続ける。知佐子に競走馬のオーナーになる話を持ちかけ、二人はよりを戻して青森へ。朝子は弁護士に調査を依頼してそれを知る。「結婚して早くで手って!」と叫ぶ朝子。伊丹が朝子に保険をかけ、受け取りを自分にしていた事を調査員から聞かされ、疑惑はつのる。何故かよりを戻し、そして伊丹は朝子を猟に誘う。朝子は山奥ではぐれたが、村人に救出された。伊丹の計画的犯行では。ガスストーブの栓が外されたりし「私は殺される」と、朝子は錯乱状態となる。
伊丹は名古屋へ行ってしまった。朝子は金融業を再開して伊丹への思いを断ち切るつもりだ。宿していたお腹の子供を中絶。それを知った伊丹もショックを受け、二人の溝は決定的となり、朝子は離婚を決意する。そんな折、将平殺しの真犯人が捕まる。朝子はわびるが、伊丹も離婚を決意し、松山霊園の前に立って事業再興の夢を決意表明する。
一方、知佐子の妊娠で、朝子は再び伊丹へ新たな疑惑を抱く。
  (発掘した短縮録音のテープで、以前書いたものを再構成。最後の2週分は、ナレーションを鈴木氏から森山氏にバトンタッチしていた。小説『疑惑』では、朝子は阿沙子と表記されているが、「ものがたり」は、TV放映に基づき書きました・渡邊)
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by watanabe-toyonobu | 2010-07-30 16:39