沖縄の生んだ脚本家「金城哲夫」氏の作品とその履歴を研究する会です~杉本一夫(2012年から)


by watanabe-toyonobu

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 前・監修者 兼 創設者 から今度はビデオに代わって書籍が送られてきた。
最終的には岡山へ転送する事になっているが、その前に大阪での開封。

(もうココでは俺を使いません、監修者との約束ですから)

最初は上原正三氏「金城哲夫(筑摩書房:1999)」を読む。
著者の金城哲夫に対する友情が表れていて面白かった。
清村悦子さんに巻末ではあるがインタビューされているのは凄い。

宮崎英明氏はこのあと物故され、未だ渡邊氏保管の「信州の旅」の赤井鬼介氏
へのインタビューもあって良かった。

朝日新聞社刊の山田輝子氏「ウルトラマンを創った男」は、
「後半は面白い」「資料としては今一つ」と渡邊氏が言っていた意味が
よく分る。どうも、我々の新聞調査と違っているのは、
アディン書房の「金城哲夫シナリオ選集:1977」の巻末資料だけを踏襲して、
実際に新聞のテレビ欄や同著書の内容までは読みこんだり調査していない。

「こんなに愛して」や「翼あれば」にそれが言える。

誕生、学生時代の聞き取りは感動した。が、ウルトラ時代はそんなに沖縄は意識
されていないと思う。ややナメゴンなどにこじつけの部分がある。
題名では「怪(快)獣ブースカ」「マィティジャック」まで「戦え!マィティジャック」
と混同している。他、特撮ファンには多くの疑問点が残る。

沖縄帰郷時代は、インタビュー構成部分はまあまあであるが、
丁度、昨日渡邊氏から一昨日に金城家の方とお話して、作者が宿泊した
ホテルが渡邊氏も1989と1993年の二回宿泊した、安里裏の
沖縄第一ホテル(現在は移設?)との事。

「吉屋チルー物語」も一回目の沖縄調査で不明だったが、その後送られてきた、という
ビデオの内容は実際の映像と違い、チルーは食を断って死ぬのではなく、海に身を投じている。

「書き物」「古くからの芝居、伝説」だけを聞き及んで書かれているとしか思えない。
実際、著者はこの本を上梓し、更に文庫本にする時点でも同作品の映像化されたものは
観ていないと推測される。


玉川学園の同窓生というだけ であって、
全体的に調査不足の点は否めない。突貫工事作品なので資料的価値はない。
はじめて読んで、今回渡邊氏がP(ページ)に添って訂正リスト作成して
同封してくれたのでよく分った。
(俺には雑誌投稿無理なので固辞しようとしたら、大城信哉氏に今の連載が終わったら、
という事で打診しているらしい)

1993年「ガープ」も同封されてきた。
そこではちゃんと「吉屋チルー物語」は金城の映像では、
海に身を投げている、と書かれてある。

玉城ゆう子氏、上原正三氏、更にDVD「ウルトラの揺り篭」の方が
資料的価値があるように、調査されている。(続く)

(でぃぷろどくす記、文体の修正は杉本氏に依頼しました)
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by watanabe-toyonobu | 2011-10-05 06:41 | 金城哲夫