沖縄の生んだ脚本家「金城哲夫」氏の作品とその履歴を研究する会です~杉本一夫(2012年から)


by watanabe-toyonobu

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金城さんのシナリオ集

 1984年のソノラマ文庫「ノンマルトの使者」と、
1985年の「宇宙からの贈りもの」、どちらも、完成台本ではないので、読んでいて面白い。
例えば、ウルトラセブンの第1話の最終部分では、ダンの地球の為に頑張るぞ、
という決意表明や、ダン(→キリヤマである:11.12渡邊)が、セブンと名づけた事などが分る。詳細なる事は夜、また書くが、後者のあとがきもよい。
福島正実氏の御子息の加藤まさし氏の寄稿文と、金城・福島両氏、
お二人の写真の掲載などファンには嬉しいシナリオ集である。

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>『宇宙からの贈りもの』のシナリオ集には、金城哲夫と、福島正実氏が
にこやかに並んで写っている写真が、福島の実の息子である加藤まさし氏によって
自筆の文と共に紹介されている。丁度、沖縄海洋博直前の写真である。
また、『ウルトラマン』では、TBSサイド制作の「ウルトラマン誕生」~ゴルゴスや
ガボラも登場!!ゴメス、ピグモンの登場となっている。「恐怖のルート87」では、
スタッフに―担当、樋口祐三氏(TBS映画部)、チーフとして三輪俊道氏の名が連なって
いる。プロデューサーは、末安昌美氏のみだが、「担当」「チーフ」はTBSのPとみてよいで
あろう。「禁じられた言葉」から、担当は樋口氏の儘だが、チーフは円谷一氏となっている。
「小さな英雄」も同じである。前年のシナリオ集『ノンマルトの使者』は、
『ウルトラマン』「まぼろしの雪山」からの掲載。ここでも、チーフは円谷一氏となっている。
「さらばウルトラマン」も同じ。『ウルトラセブン』は「姿なき挑戦者」から。Pとして、
末安昌美、三輪俊道両氏の名前が記載されている。p.76-77に、ダンの決意表明。
セブンと名付けたのはキリヤマ隊長である。「狙われた街」は、作品との違いは、
他にもあるが(ダンプとの追跡後、ビデオシーバーにメトロン星人が写るなど)詳細
は省くが、エンディングナレーションは、かって語られたように金城のシナリオには
無く、実相寺監督によって書き加えられた。「ノンマルトの使者」「史上最大の侵略」
は、Pは橋本洋二氏となっている。『~Q』は前者のシナリオ集に、『WOO』(Pは円谷皐氏)
は前年発行の後者のシナリオ集に掲載。同人誌『モノリス』2号には
「海底原人ラゴン」のシナリオ
掲載があったが、TBSのPは栫井巍氏と書いてあった。Pではないが、三輪氏は
『ウルトラマン』にも、チーフという肩書で参加されている事が判明した。
また、続きは次回。円谷作品の系譜は、あるブログに書いている最中です。
    (11.12:渡邊豊信 記)
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by watanabe-toyonobu | 2010-11-11 08:29 | 金城哲夫
  >恐怖のルート87考察・4

 「ノンマルト~」と「地底~」が類似している話。
2010年9月29日の当ブログ内で、「地底GO!GO!GO!」のエピソードは、
「恐怖のルート87・3」で、考察しかけているが、ペンが進まないが、久々に書く。
ロボット?と書いたが、然し、「彼らは侵略者か先住民か分らない」と、している。
ロボットかどうかも分からない。地底生息用の防護服かも知れない。

衒学鬼さんが、私が失念していた本を紹介してくださっているが、上原氏は、金城氏が書
くようなエピソードを、円谷一監督に書かされていたという。出典の本は、
沖縄のさる料亭に今はある(はずだ)。
「ノンマルト~」も満田監督との打ち合わせで出たアイディアとは、
1992年以前には語られていた。逆に「そういう考察が間違っている」と言っている
方もいて、驚いた。
「私が愛したウルトラセブン」というフィクションから、
考察が変遷していった。
 仙台で御一緒した I 監督からも、「金城さんは太陽の笑顔の青年で、円谷時代は、
沖縄の事は語らなかった」と御教示して頂いた。つまり、現在の金城さんのイメージは、
後年数人で深読みして造られた虚像であると思う。I 監督の「太陽の笑顔」と、
創刊号の「光の国を守ろう」は、加筆されて、4号に収録させて頂く事になった。
シナリオ集で、沖縄を捜すと、1984年のソノラマ文庫『ノンマルトの使者』の
p,263『MJ』「爆破指令」のエンディングで、労務者をうまく利用したのは、
ベトナム戦争で、米軍が使用したようなアンフェタミンによく似たものだ、と、
英(はなぶさ)隊員が語っている(註:沖縄とは書かれていない)のと、
他には「タラー、ジラー」や「ジラース」、更には上原氏との会話で、
企画室内でまとまったという、チブル星人のような、言葉遊び位のような気がする。
(キングジョーは、金城さんの父親が、米軍につけられたニックネームという。)

これもやはりエンターティンメントとしての台詞と感じる。
 余談であるが、仙台のF氏とのお話で、ディクロスレイザとガイロス星人は、
この「地底~」から2週に亘って公募された。詳しくは、
F氏が書かれた、『続・昭和の情景』のブックレットを参照されたい。
 余談2>上述した著作・『戦え!MJ』「希望の空へとんで行け!」でも
p.275に、作品ではカットされたが、「ウルトラマンのようにたっている…」
というト書きがある。事実上、円谷プロ在籍での最後の脚本であるが、その時期でも、
こういう遊び心はみられる。
つまり、視聴者に対するサービスを忘れてはいなかった、と、私は思う。


一部、シナリオ転載で、不適切表現致しましたが、制作当時を尊重して、その儘といたします。
久々に渡邊が、リハビリ兼ねて書きました。無責任カキコミですので、踏襲しないで下さい。


                 (渡邊)
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by watanabe-toyonobu | 2010-10-25 18:34 | 金城哲夫