人気ブログランキング | 話題のタグを見る

沖縄の生んだ脚本家「金城哲夫」氏の作品とその履歴を研究する会です~杉本一夫(2012年から)


by watanabe-toyonobu

連続テレビドラマ「京一輪」・まとめ(1989~1990)

製作・著作 よみうりテレビ
演出・真船禎、山本和夫(よみうりテレビ)、中津川勲、
      藤井裕也(平成2年から演出、それまで演出補)
企画・プロデューサー・今関大爾
プロデューサー補・今村紀彦、演出補・谷口和彦
脚本・梅林貴久生、音楽・桑原研郎 、語り・うつみ宮土理
主題歌「夢つれづれ」作詞・荒木とよひさ、作曲・歌・堀内孝雄
平成元年10月2日~平成2年3月30日

配役・
岩倉(東山)恵子・渡辺典子、 岩倉松江・小山明子
岩倉孝夫・寺泉憲 、東山仙次郎・犬塚弘 、東山ミツ・根岸明美
徳大寺雲斎(松江の兄)・江原慎二郎、 せんぼんや、佐治登・寺田農、
吉田雄次・尾藤イサオ 、高森(岩倉)勝也・篠塚勝 、高森(岩倉)弥生・蜷川有紀、
木村キヌ・水野久美  、高井泉舟・京唄子、森下太郎・間寛平、小林道代・正司照代、
岩倉孝一(3歳時)・嶋村拓夢  、ワールド商事・久保田・芦屋小雁、
鈴木順一・月亭可朝、 市村社長・早崎文司、立花友子・北原佐和子、
村井重吉・花紀京 、嵯峨野秀子・ミヤコ蝶々、アクタープロ

カメラ・花房良、北條吉彦  技術・宮内良一、小野三治男
照明・南所登  装置・日本ステージ
美術・木田昌秀 制作主任・南典秀

ほか(敬称略)

>第1回から第15回迄は確認で通しで拝見。
演出は真船禎氏。第一周は東山惠子と仙次郎が働く近江屋が舞台。昭和32年頃の夏からはじまる。
滋賀県大津銘菓・琵琶湖もちの菓子職人が仙次郎である。近江屋の息子の後藤(演・島田洋七)
はアルバイトで働く仙次郎の義理の娘・惠子にぞっこん。母(演・石井富子)は息子の為、
結婚を申し込むが、大学で教員になりたいと希望する惠子は断る。そのために二人共解雇される。
カメラ視点の「真船」演出はTV映画時代よりは少ないが、それでも随所にあり。惠子は大学の
友人の友子の叔父の佐治が社長している漬物屋の「千本屋」に就職、仙次郎は実家でわらび餅
を販売する。3話から京都銘菓「嵐山岩倉」が登場。すでに義母の社長と後継の専務・孝夫との
確執も垣間見られる。デパート展開したい孝夫と老舗だからどっと構える、値引きもしないと主張
する松江。6話で惠子の実の母で仙次郎の妹の木村キヌ(きぬがわの社長)も姿見せる。
岩倉松江は孝夫に嵯峨野からの紹介の縁談をすすめるが、高飛車な態度の御嬢さんであり、その
一方、千本屋からたまたま岩倉に漬物を配達しにきた惠子に一目ぼれしてしまっていた(9話)。
縁談を断った事で、岩倉親子の確執は更に悪化。

真船演出が「ウルトラ」や「バンパイア」を思い出させ、金城哲夫さんとは関係ないが、
掲載させてもらうことになった(つづく)

(つづき)惠子もそんな孝夫に好意を寄せる。ところが、松江の兄・徳大寺の娘が血が
つながっていないから、と、孝夫に好意を寄せる。一方、「嵐山岩倉」で社長と専務
との確執がすっぱぬかれ、孝夫は結果、社長となる。デパート展開も順調。惠子の父
は、孝夫の配慮で吉田の元で菓子職人として「岩倉」へ就職する。
そして孝夫は惠子に求婚する。身分が違う、父・仙次郎も反対するが、孝夫と惠子の
想いは生まれ育ちなどは関係なく、結婚する。惠子の母の助言が災いしてお手伝いの
道代の反感を買う。惠子は「頒布会」で京菓子を全国のみんなに味わっていただく事
を発想し、孝夫もそれに同意する。その間、高森…松江の実の息子のサイドストーリー
も展開する。孝夫と仙次郎と鈴木順一が琵琶湖へ釣りに行くが低気圧の影響で遭難。
順一だけ助かる。泣き崩れる惠子。すでに惠子には孝夫の子供が宿っていた。
再び、社長となる松江。惠子は家事だけで仕事をさせない。道代も惠子と孝夫の子供
の孝一には優しいが、惠子には何かと意地悪をする。そんな中、徳大寺から逢っては
いけないといわれた高森に、松江は会いに行く。そして親子の恩讐もとれ、その頃、
勤めていた材木屋から岩倉の店員として招聘。高森夫婦に家も与える。
 高森は惠子に店の仕事、特に頒布会に復帰することを松江に進言。その裏で、惠子
を陥れる為に先輩の久保田の詐欺を依頼し、惠子を岩倉に居られなくする。また、
高森は松江の実子として紹介し、岩倉勝也と名乗る。岩倉弥生も身ごもるが、道代のミス
で流産し、かつ二度と子供の生まれない体となる。松江はそうなると厳しい。
前後するが、「嵐山岩倉」を出たが、籍はぬかないと、惠子は「祇園岩倉」を出店。
母も手伝う。そして菓子職人の吉田もついてくる。勝也は吉田の親を利用して味の
落ちた「嵐山岩倉」を再建しようとするも、親孝行の吉田もそれにはのらない。
また、勝也は弥生にもつめたくなり、リーベのママにいれあげたり、店のお金を弥生
との手切れ金として横領する。更に惠子の実の母である木村キヌが惠子を助ける。
キヌの息子が惠子に好意寄せ、結婚を申し込むが異父兄弟と知る。そして諦める。
デパートも再編で「祇園岩倉」をとり、「嵐山岩倉」との契約を打ち切る。
 本当は純粋だった勝也もリーベのママがお金目当てと知り、松江も冷酷と知って、
弥生の元に戻る。
ずっと思っていた吉田の愛を受け入れ、松江に暖簾を返し、「祇園岩倉」は、ウレセン
である吉田と一緒に作り上げた京菓子「京一輪」を暖簾とする。
めでたし、めでたし。


(でぃぷろどくす  文体修正「てふてふはべる」)

>「金城哲夫研究会」とはチト外れますが、真船禎氏がウルトラマンシリーズに
関わっていたり、元TBSだったり、フジ・虫プロ商事「バンパイア」を
「まふねてい」として「レインボーマン」などでお馴染みの山田健氏ほかと
監督したりして、特撮とも縁があるので、でぃぷろどくす氏のあらすじをまとめなおして
掲載いたしました。(てふてふはべる)
>一部、でぃぷろどくす氏の文の訂正箇所修正しましたが、更に間違いあるとき
は御指摘ください(てふてふはべる)


>他のブログ(Wiki某など)も本日(2011.7月20日)拝見したが、真船氏が初期を
演出しているのに、何故か中津川勲氏からの表記が多かった。
「でぃぷろどくす」君には私からのビデオを観てもらって(私も観たあとで)、
その都度書いてもらっていたので、当方のメモと照合してこちらを修正した。
彼の記事でリーベのママ役が抜けていたりしている、小林道代役の俳優さんの
名前が間違っているのはご愛嬌だが、大きな辞書をうたうHPはもっと調査してからに
して欲しい。
追加スタッフ・方言指導・鮎川十糸子、スチール・アミーゴ、装置・日本ステージ、
原版は彼から更に岡山保管となったが、一部DVD変換してあるので、名古屋の二名で
修正・追加していきたい(渡邊=てふてふはべる、月光アトム 連名記載)。
by watanabe-toyonobu | 2011-07-18 16:45 | 映像