沖縄の生んだ脚本家「金城哲夫」氏の作品とその履歴を研究する会です~杉本一夫(2012年から)


by watanabe-toyonobu

「恐怖のルート87」考察の4回目<番外編>

  >恐怖のルート87考察・4

 「ノンマルト~」と「地底~」が類似している話。
2010年9月29日の当ブログ内で、「地底GO!GO!GO!」のエピソードは、
「恐怖のルート87・3」で、考察しかけているが、ペンが進まないが、久々に書く。
ロボット?と書いたが、然し、「彼らは侵略者か先住民か分らない」と、している。
ロボットかどうかも分からない。地底生息用の防護服かも知れない。

衒学鬼さんが、私が失念していた本を紹介してくださっているが、上原氏は、金城氏が書
くようなエピソードを、円谷一監督に書かされていたという。出典の本は、
沖縄のさる料亭に今はある(はずだ)。
「ノンマルト~」も満田監督との打ち合わせで出たアイディアとは、
1992年以前には語られていた。逆に「そういう考察が間違っている」と言っている
方もいて、驚いた。
「私が愛したウルトラセブン」というフィクションから、
考察が変遷していった。
 仙台で御一緒した I 監督からも、「金城さんは太陽の笑顔の青年で、円谷時代は、
沖縄の事は語らなかった」と御教示して頂いた。つまり、現在の金城さんのイメージは、
後年数人で深読みして造られた虚像であると思う。I 監督の「太陽の笑顔」と、
創刊号の「光の国を守ろう」は、加筆されて、4号に収録させて頂く事になった。
シナリオ集で、沖縄を捜すと、1984年のソノラマ文庫『ノンマルトの使者』の
p,263『MJ』「爆破指令」のエンディングで、労務者をうまく利用したのは、
ベトナム戦争で、米軍が使用したようなアンフェタミンによく似たものだ、と、
英(はなぶさ)隊員が語っている(註:沖縄とは書かれていない)のと、
他には「タラー、ジラー」や「ジラース」、更には上原氏との会話で、
企画室内でまとまったという、チブル星人のような、言葉遊び位のような気がする。
(キングジョーは、金城さんの父親が、米軍につけられたニックネームという。)

これもやはりエンターティンメントとしての台詞と感じる。
 余談であるが、仙台のF氏とのお話で、ディクロスレイザとガイロス星人は、
この「地底~」から2週に亘って公募された。詳しくは、
F氏が書かれた、『続・昭和の情景』のブックレットを参照されたい。
 余談2>上述した著作・『戦え!MJ』「希望の空へとんで行け!」でも
p.275に、作品ではカットされたが、「ウルトラマンのようにたっている…」
というト書きがある。事実上、円谷プロ在籍での最後の脚本であるが、その時期でも、
こういう遊び心はみられる。
つまり、視聴者に対するサービスを忘れてはいなかった、と、私は思う。


一部、シナリオ転載で、不適切表現致しましたが、制作当時を尊重して、その儘といたします。
久々に渡邊が、リハビリ兼ねて書きました。無責任カキコミですので、踏襲しないで下さい。


                 (渡邊)
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by watanabe-toyonobu | 2010-10-25 18:34 | 金城哲夫