沖縄の生んだ脚本家「金城哲夫」氏の作品とその履歴を研究する会です~杉本一夫(2012年から)


by watanabe-toyonobu

「満天の星」資料公開2

 放映期間:1976年2月9日~4月2日

ものがたり

 中学校の社会科教師・小林勝彦の妻、小林好恵の買ったと思っていた宝くじが、1000万当てた。だが、その宝くじは、実は勝彦の同僚・大庭から、飲み代の不足代わりに受け取ったものである。
 分け前を渡そうという勝彦に好恵は拒否した。現金と交換してきて、家中にお金を敷き詰めたところへ、大庭先生が訪ねてきた。好恵は思わず、その中から80万円を大庭に差し出し、宝くじの事を不問にさせるべく、大庭に接近・大庭も好恵に夢中になる。勝彦は人が変わった好恵に失望。家出する。が、大庭との仲を知り、大庭を理髪店を営む孝子と結婚させる。結婚祝いに100万贈る。孝子は大庭と好恵の過去を知り怒る。その頃、好恵が妊娠。好恵の子供は大庭の子か、勝彦の子か?
 勝彦は好恵に中絶させようとするが、好恵は拒否。そこへ大庭が現れ、好恵に求婚。但しお金目当てであった。それを知った好恵は逃げる。大庭から好恵がいなくなったことを知らされて、勝彦は一晩中彼女を捜しまわるのであった。  
参考資料―当時の中日新聞、TVガイド、小生の録音テープより。

かいせつ

 オイルショック下の1975~1976年。海洋博覧会もこのタイミングでは仕方ない。
そういう不況下の宝くじブーム。実直な中学教師夫婦が、一等の1000万を引き当てた。思わぬ大金を手にした夫婦の悲喜劇を描いたのが、この「満天の星」であった。
折しも、とっていた3月のTVガイドに2月26日の尊敬する人の訃報を知る。
ドラマは、勝彦がタンプの運転手と奇妙な関係を持ったり、ベッドシーンで、’いざ’という時に、人形がカタリと落ちるユーモアな演出がされた。死んだと思われた大庭が白塗りで出てきたり、面白かった。受験控えていたのに何たる事か!!
 主演は、資料1に記したが、好恵を生田悦子氏、勝彦を浜田光夫氏、大庭を早川保氏、妻が確か「江戸」シリーズで、いつも女郎屋のおかみを演じていた若松和子氏(記憶)、運転手を常田富士男氏(記憶)が熱演していた。
東海テレビ15分帯ドラマの最後の作品。次は日本現代企画の「三日月情話」が放映された。
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by watanabe-toyonobu | 2010-08-01 09:53